MRG-B5000R-1JR 実機レビュー

はじめに
デザインと外観
主な機能と技術
着用感
まとめ

はじめに

2022年3月、鮮烈なデビューを果たしたMRG-B5000B-1JR、通称「極（きわみ）」。このモデルは、初代G-SHOCKのデザインを纏いながら、従来のG-SHOCKの概念を覆す、素材・構造・仕上げで最高峰にふさわしい、圧倒的な存在感が話題となりました。

2024年1月に発売されたMRG-B5000R-1JRは、市場のニーズにこたえるべく登場した、「極」初のラバーバンド仕様となります。

デザインと外観

MRG-B5000R-1JRの特徴として挙げられるのがその外観です。

MRG-B5000B-1JR「極」は鏡面仕上げを多用し、艶やかな印象が強かった「極」ですが、今作はケースが艶消し仕上げとなっており、文字盤の印象と相まってとてもシックな印象を受けます。

主な機能と技術

「極」の特筆すべき点は、まずケース部分の複雑な構造にあります。仕上げの美しさにこだわりながら耐衝撃構造を実現するために、25個のパーツを組み合わせてできるマルチガードストラクチャーと呼ばれる構造を開発しました。

ベゼル天面に純チタンの約4倍の硬度でプラチナと同等の輝きを持つといわれるコバルトクロム合金「COBARION®」を、ケース・裏蓋・ボタンには、64チタンを、バックルには純チタンを使用し、素材の特性に合わせた製品設計となっています。

また、Bluetooth®搭載電波ソーラーなので、定期的な電池交換や時刻修正にとらわれずに使用できますし、時刻がずれることがストレスという方には安心してご使用いただけます。これだけ複雑な構造ながら、防水性は20気圧防水となっており、アウトドアやレジャーでの使用にも適しています。

着用感

チタン製の腕時計特有の軽さに加え、しなやかで肉厚なフッ素ラバーバンドが通常のG-SHOCKと比べると圧倒的に高級感があり、装着時も素晴らしいフィット感を得られます。バックルタイプの中留を採用しているので着脱も楽で、日常でのカジュアルな使用は申し分なく、ビジネスなどのオンスタイルにも違和感馴染みます。差し色のゴールドも主張しすぎることなくバランスの良い仕上がりになっています。