【TISSOT】ティソってどんなブランド?

こんにちは、プリベ石川オンラインショップです。 今回は1853年創業のスイスの老舗時計ブランドであるTISSOTについてご紹介します。
「FIBA バスケットボール ワールドカップ2023」のオフィシャルタイムキーパーでもあるティソ。いったいどのような時計づくりをしているのでしょうか?

ブランドの歴史

TISSOTは1953年創業、スイスのル・ロックルでティソ親子によって創設されました。
ル・ロックルといえば時計づくりが始まった街として有名な場所で、ユネスコからも「時計産業の街」と認定されています。


そんな場所から始まったティソは当初、実用的なものでなく女性を煌びやかに飾る時計を作っていました。豪華な装飾にゴールドケース、その魅力は広く伝わり、TISSOTは女優などの多くの著名な顧客を抱えていました。
20世紀ごろにはベルギーのエリザベート王妃やロマノフ王朝をも魅了しTISSOTへ時計の制作を依頼され、その依頼で作られたのがティソのアイコニックモデルのバナナウォッチです。

ヘリテージ バナナ T117.509.16.012.00 ¥70,400

このバナナウォッチは特徴的なデザインでレクタン型で、手首に沿うよう緩やかにカーブしています。
これはのちに天才時計師フランクミュラーが影響を受けたと言われており、時計業界に大きく影響を与えたと言えるでしょう。

時計業界における存在感

1985年ごろ、ティソはスウォッチグループの傘下に入ります。
ティソはもともとスウォッチグループの前身となる組織を創設したブランドのうちの1つでもあり、グループ内では重要な役割・・・・・を担っています。
その役割の多くはエボーシュメーカー『ETA/エタ』と共同でムーブメントを開発・製造することで、
現在もスウォッチグループではティソが開発した技術をその他メーカーが導入していく流れがあり、ティソの圧倒的な開発力が感じられます。

スウォッチグループとは?

オメガ、ハリー・ウィンストン、ブレゲ、ティソ、ハミルトンなどを傘下に持つ世界最大規模の時計製造グループです。

驚きの価格

ティソは、実は、年間生産本数世界一に輝くこともあるなど世界で広く愛されるブランドです。
その生産本数、販売本数は海外からの圧倒的な支持を表しており、推定販売収益ランキングでも例年トップクラスです。
これらが驚きの価格を生み出し、それだけの販売本数があるからこそ高品質な商品を安く提供することができています。

ジェントルマン パワーマティック80 オープンハート T127.407.11.041.01 ¥135,300

現在の価格帯は

クオーツ式 :4万円台~8万円台
機械式   :8万円台~30万円台

ケースにゴールドを使用したものは80万円前後と高価格帯のものが一部ありますが、基本的には高くても30万円ほどでお買い求めいただけます。
(2023.9月時点)

前述の通り、ティソの時計は技術的にも申し分なく、スイスクロノメーター認証(以下COSC認定)を受けられるクオリティがあるにもかかわらず、かなりお手頃価格です。
検査にはコストがかかるため、すべての時計が認定を受けているわけではないですが、同程度の技術が間違いなくあるという保証になります。

COSC認定とは?

COSC認定とはスイス公認クロノメーター検定協会が規定するムーブメントの精度規格のことです。
この認定は

  1. ムーブメントがスイス製であること
  2. ケーシングがスイスで行われていること
  3. 最終検査がスイスで行われていること
  4. 生産コストの最低60%がスイスで発生していること

などの条件のもと検査が行われます。
その検査は約15日間にもおよび、ムーブメントの精度、耐磁性、耐衝撃性など厳格な審査の後授与されます。

高い技術力

現在、TISSOTは手に取りやすい機械式時計としての地位を確立していますが、時計の一つひとつに詰め込まれた高い技術には驚くばかりです。
3日間のパワーリザーブを誇る機械式ムーブメント搭載モデルを10万円台で提供しているブランドは数多くありません。
2013年ごろに発表された「POWERMATIC80」は発表当時とても話題になりました。

ハイブランドで採用されているフリースプラングという方式を、再設計し量産できるようにしました。これにより品質の安定にもつながり、かつ低価格で販売することができるようになり、ティソの高い技術力をまたしても証明しています。

魅力的なデザイン

ティソでは、かつて愛されたモデルたちが区切りの年になると復刻することが多いです。

2013年 創業160周年を記念し、1951年に発売された『ティソナビゲーター』が復刻
2016年 1916年の発表から100周年『バナナウォッチ』が復刻
2019年 1919年の発表から100周年『ポルト』が復刻
2021年 1978年に流行したラグスポモデル『PRX』が復刻

PRXは復刻から2年経った今なお変わらず高い人気を誇る、大ヒットモデルの一つです。

PRX パワーマティック80 T137.407.11.041.00 ¥107,800

どのモデルも時代が変わっても決して色褪せない、時を超えて愛されるモデルなんだと復刻して更に実感させられます。
まさにTISSOTの哲学である
「Innovators by tradition-伝統に根ざし、伝統を打ち破るイノベーター」
が体現されています。
独自のデザインでいつの時代も顧客を維持してきたのは、TISSOTの挑戦心があったからです。
時代を感じながらも、時代に流されることのないTISSOTの伝統的かつ革新的なデザインを生み出しています。

最後に

TISSOTの魅力をより一層感じていただけたでしょうか?

日本でもこれから更に人気のブランドに飛躍していくこと間違いなしかと思いますので、流行に敏感な皆さん、ぜひチェックしてみてください!

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