【Hamilton】ハミルトンってどんなブランド?

こんにちは。プリベ石川オンラインショップです。
映画やTV、雑誌などでスター達の腕元を彩るあの時計ブランド『ハミルトン』について、その誕生の歴史からご紹介いたします。

ブランドの始まり

ハミルトンは1892年にアメリカペンシルバニア州ランカスターで創業しました。
一般的な時計メーカーとは違い、中小の時計企業の再編成で誕生したハミルトンは、創業当初から時計製造の知見を持っていました。

そのため、なんとわずか創業翌年には最初に制作したブロードウェイリミテッドという懐中時計が認められ、時計メーカーとしての地位をいきなり確立することとなります。
当時は鉄道黎明期で、時間が正確にわからなかったが故の事故が多発。それによって鉄道時計に求められる精度は週差30秒以内と当時の水準で考えるとかなり厳しい基準へとなっていきました。
そんな厳しい基準もクリアする時計を最初に製造したのがハミルトンです。

その後、1912年には「The Watch of Railroad Accuracy」(鉄道公式時計)という称号を獲得しています。

空にも飛び立ったハミルトン

アメリカ産業の発展とともに、陸路から空路へと運輸経路が開拓され始めたころ、ハミルトンは
1915年、世界初の定期航空郵便にて公式時計として採用され、パイロットウォッチとしても一気に地位を確立していきます。

さらに1926年、リチャード・バードの航空機による初の北極点到達のときにもパイロットウォッチとして採用されることとなります。
パイロットウォッチに求められる役割は気象や気圧の変化の中でも正確に時を刻めることで、それは創業当初から品質と精度を第一に考えていたハミルトンだからこそできる技術だと言えます。
また1930年にはアメリカの主要民間航空会社4社の公式時計を務め、精度の高いパイロットウォッチ製造技術が世の中に認められることとなりました。

アメリカ軍での活躍

1914年からはアメリカ軍唯一のオフィシャルウォッチサプライヤーに就任し、軍用時計の製造に力を入れ始めました。そしてこのころから創業当初は懐中時計を中心に製造していましたが、時代の波に合わせ、利便性の高い腕時計の製造をメインへとシフトしていきました。
兵隊が戦場で使用する腕時計から、潜水工作員用のダイバーズウォッチもハミルトンが製作していました。

カーキ フィールド エクスペディション 41mm H70315130 ¥165,000

そして1917年にはハミルトン初の腕時計『カーキ』を発表します。戦場でも耐えうる機能性とミリタリーウォッチ特有の無駄のないフォルムは、現在のカーキシリーズにしっかりと引き継がれています。

カーキ フィールド エクスペディション 37mm H70225830 ¥152,900

第二次世界大戦中のアメリカ軍に対し1942年から1945年までで100万個以上の時計を納入した記録が残っており、これが評価され「Army-Navy ‘E’ Award」を受賞しました。

また、ハミルトンは時計の製造だけでなくクロノメーターの精度を検査する機械をアメリカ海軍のために作成します。
この機械の正確さは抜群で当時のアメリカ海軍天文台の装置ではハミルトンの機械の正確さを適切に評価できなかったほどといいます。

現代においてもハミルトンのカーキシリーズを始めとしたミリタリーウォッチは根強い人気を誇っていますが、長年受け継がれてきたそのデザインの裏には75年以上もの歴史が刻まれているのです。

エンタメ界への進出

ハミルトンの時計は、1932年以降様々なハリウッド映画で出演者の腕元を飾っています。

ベンチュラ 32mm フレックスブレスレット H24411232 ¥134,200

1957年世界初の電池式時計「ベンチュラ」を発表し、エルビスプレスリーが映画で着用後プライベートでも愛用したことで瞬く間に人気になりました。
1970年にはLEDを使用した世界初のデジタルウォッチ「パルサー」を発表。SF映画の世界観をしっかりと表現した一本で、多くの人を驚かせました。

左:ベンチュラ 32mm レザー H24411732 ¥134,200
右:カーキフィールド マーフ オート 42mm H70605731 ¥147,400

90年代後半から近年にかけても、「インターステラー」や「メンインブラック」、「オーシャンズ8」、「ダークナイトライジング」など数多くのスクリーンで登場します。
初めてハミルトンが舞台に立った1932年から現代に至るまでハミルトンは500本以上の映画やテレビ番組で活躍し、圧倒的なデザイン性で登場人物に説得力を与えてくれるだけでなく、いつもその人物のパーソナリティを表現してくれています。

アメリカンスピリットが込められた時計

現在ハミルトンはスウォッチグループに属し、スイスに拠点を移していますが、
「アメリカンスピリット、スイスのテクノロジー」をモットーにアメリカの歴史や文化を大切にしているブランドです。

アメリカンクラシック スピリットオブリバティ クロノ 42mm H32416581 ¥275,000

ここまでの話の中で何度も「世界初」というワードがありましたが、何か必要な状況になったとき新しいものを生み出し、それを世に送り出す、これがまさにアメリカンスピリットが込められたハミルトンならではのものづくりなのではないでしょうか。
フロンティア精神あふれる、ハミルトンにしかできない時計づくりが長い歴史を超えて今もなお多くの人に愛される秘訣なのだと思います。

最後に

感度の高いファッショニスタからミリタリー好きの方まで幅広く、そして女性にも男性にも幅広いカテゴリーと層においてここまで人気のある時計ブランドはかなり珍しいなと思うのですが、その人気の秘密はハミルトンの歩んできた歴史に詰まっていると改めて感じました。

そして、注目は価格です!

クオーツ : 7万円台~15万円
機械式  : 9万円~30万円    
(2023.9月時点)

多くのモデルが10万円~17万円前後で購入可能で、プレゼントや自分へのご褒美など手が届きやすいことも魅力の一つです。

THEミリタリーなパイロットウォッチから個性的なムービーウォッチまで、是非ぴったりな1本を探してみてください!

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